ニートは、就職・進学・職業訓練等を行わない若者を指す言葉である。
このことから、ニートは働く以前の問題であると、よくいわれていますが、現在ではそうとも言い切れない状況にあります。
最近では、無事に就職を果たしても、ニート化してしまう「社内ニート」の存在も徐々に増加しているようです。
具体的な事例としては、1.親族経由の縁故入社を果たしたが、もともと働く気がなかったパターン 2.目的意識がないのに就職してしまったため、入社した段階で燃え尽きてしまったパターン 3.自分が描いていた理想と現実の会社との間に、大きなギャップを感じた結果、就労意欲が一気に失せてしまったパターン等・・・
社内ニートの場合、1〜3の状態になっても、必ずしも転職する訳ではありません。
社内でニート化した状態で、何もしないというパターンも多々あるようです。
実際には上記以外でも、様々な「社内ニート」のパターンがあると思われます。
現在の雇用環境は、特に若年者にとっては、「働く意味」がわからなくなっています。
小学校→中学校→高校→大学という学業経験をいくら積んでも、「働く意味」や働くことを真剣に考える機会は、中卒・高卒・大卒に限らず、共に就職活動前後しかありません。
もちろん、就職活動の前後だけで「働く意味」がわかる者は皆無でしょう。
そう考えれば、「七・五・三離職」は、その自然な流れを端的に示している事例といえます。
起こるべきして起きている現象を、さも疑問視する声が聞かれますが、それは明らかな間違いです。
意識する期間が短ければ、それに比例して離職率が高くなるのは、ごく自然なことです。それを、学歴や根性論に置き換えて議論するのは、率直におかしいことだと思います。
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